コロンビアのレインウエア「シンプソンサンクチュアリレインスーツ」を実際に利用してみた感想

2020年4月24日

コロンビアのレインウエア「シンプソンサンクチュアリレインスーツ」を先日購入し、利用してみたので率直な感想を書き綴っていきたいと思います。

いわゆる「かっぱ」としてはそれなりに高額な商品ですが、価格に見合ったクオリティがあるのか?しっかりとレビューしていきます。

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【購入の経緯】なぜコロンビアのシンプソンサンクチュアリレインスーツにしたのか?

レインスーツ、レインコート、レインウエアなどのキーワードで検索をかけると無数の商品に遭遇し、どれにしてよいのかと迷ってしまうのは私だけではないでしょう。

美佐男が本製品にたどり着いたのは以下の条件が揃ったからです。

丈夫な製品が欲しかった

今まで利用してきたレインウエアは延べで10着ほど。すべて五千円未満のものでした。

安物ゆえかどれも表面が切れてしまったり、2重構造の内側にあるメッシュ部分が裂けてしまってまともに着れなくなったりとなにかしらのトラブルに見舞われてきました。

本製品は約1万円。今まで利用してきた製品のほぼ倍以上の値段です。少しでも高ければきっと丈夫なんだろう!と勝手に妄想しつつ、購入に至ったのでした。

名の通ったブランド品であればある程度の耐久性は期待できるだろう

高額であることはもちろんですが、天下のコロンビアさんの製品であれば高い耐久性を期待するのは私だけではないでしょう。

コロンビアは誰もがご存じのアウトドアブランド。街中の量販店で売っている安物のカッパとはわけが違うと思ったわけです。

コロンビアというネームバリューがありながらお手頃な価格

ネット上を徘徊してレインウエアを探している方ならばご存じのことと思いますが、カッパの値段はピンキリです。

少しでも良いものをと吟味していくと、名の通ったブランド(特にアウトドアブランド)の製品にたどり着きますが、途端に価格が跳ね上がります。

レインウエアといえばノースフェースが有名ですよね。でも、とにかく高すぎるのです。

ノースの製品は着たことはないが、良いのはよくわかっている!でも、カッパに4万円以上は出せないよなぁ、仕事で使うものだし・・・すぐに汚れるし・・・やはり却下です。

コロンビアも高いだろう・・・と思いきや

ノースと並ぶアウトドアブランドとして真っ先に挙がるのがコロンビア。

コロンビアのロゴ付きというだけでステータス性がグンと上がり、テンションも上がります。

でも、やっぱり天下のコロンビア製品ともなればノース同様に高いよねぇ、なんて思いきや、あれっ!?意外と安いぢゃねぇか!?となったわけです。

コロンビアのレインウエアもノース同様、高額商品はもちろんあります。でも、この商品はどういうわけかリーズナブル!この価格であれば「買い」だと思うのです。

かっこいいデザインに一目ぼれ

レインウエアはどれもなにかしら野暮ったさが付きまといます。一流のアウトドアブランド製品であれば高いファッション性を感じることはできますが、カッパと格好良さは両立しないと今までの経験上、勝手に妄想していました。

安物=野暮ったい、高額ブランド品=カッコいい!

そう思っている矢先、ネットモールを見ていると目に飛び込んできたのがコロンビアの「シンプソンサンクチュアリレインスーツ」。

しゃれおつな雰囲気ムンムンではないですかぁ!販売ページは素敵なモデルさんが着ているからイケてるように見えるのかもしれませんが、自分もこのような都会派の若者に変身できる!という妄想に駆り立てられました。

コロンビア シンプソンサンクチュアリレインスーツを実際に利用して感じた3つの良い点

それでは実際に利用してみた感想を述べていきたいと思います。

高い質感をひしひしと感じた

仕事柄、レインウエアは欠かせないアイテムとなっております。

今まで約10着ほどのいわゆるカッパを利用してきましたが、以前利用いていた製品と決定的に違う箇所がありました。それは・・・質感の高さ

レインウエアの高い質感とはどのようなものを想像しますか?

厚手の素材!?撥水性!?

いえいえ、美佐男が真っ先に感じたのはしなやかな肌触りでした。

今まで利用してきたレインウエアはだいたい2~5千円ぐらいのものです。

それらとは肌触りが全く違うのです。

安いレインウエアにありがちな「ヌルヌル感」がなく、サラッと着やすいのです。

着る、脱ぐがスピーディーに!

薄手の生地にゴワゴワ感を全く感じない肌触りは今まで利用してきたレインウエアとは全く異なりました。

上着部分の内側の画像です。

レインウエアのほとんどが、表面と内側のメッシュ部分が重なり合って2重構造でできているのが一般的です。

本製品は完全一枚もの!インナーにあるはずのメッシュ部分がないのです。それでもレインウエアにありがちなヌルヌル感がなく、しなやかな肌触りを感じたのはオムニテックと呼ばれる防水透湿機能のおかげかもしれません。

一枚ものであるがゆえにペラペラに感じたのですが、これは良い意味で見事に裏切られました。

なんといってもかっこいい!

コロンビアというブランドにも引っ張られているかもしれませんが、美佐男はそのカッコよさに一目ぼれしてしまいました。

レインウエアっぽくないし、さらっと着られる感じがGOOD!購入前に画像で見ていた時のイメージと実物とは全く一緒でした。

美佐男が着てみた写真をたくさん撮りましたが、おじさんのためか、お勧めできるようなカッコいい画像がうまく撮れなかったので割愛いたします。

あえてマイナス点も述べておく

撥水性については疑問あり!?

高額な商品に限らず、美佐男が今まで複数買ってきたどの安物レインウエアにも「高い撥水性あり!」というニュアンスの記載がありました。

撥水性の基準って、厳密にあるのかどうかは不明ですが、今までのカッパは仕事で利用するうえでの撥水性には満足のいくレベルにはありませんでした。

今回購入した「シンプソンサンクチュアリレインスーツ」はなんといってもアウトドアブランドの至宝、コロンビアさんの商品。

オムニテックなるそれはそれは撥水性の高そうなタグがぶら下がっているため、期待大です!

でも・・・オムニテックって、なんなんだろう?と思い、調べてみました。

コロンビアのレインウェアによくついている「オムニテック」って何なんですか?
いわゆる防水透湿機能の事です。外からの雨を防ぎ、内側の湿気(汗)を外に出して、不快なムレを抑えるレインウェアには欠かせない機能です。

https://www.columbiasports.co.jp/mag/2016/04/-columbia-vol1.html

ということらしいです。

購入後、3回利用しましたが、びっくりするほどの撥水性は感じませんでした。

<外からの雨を防ぎ、内側の湿気(汗)を外に出して、不快なムレを抑えるレインウェアには欠かせない機能>

とありますので、ツンツンに雨水を弾き飛ばしてくれる超撥水性が備わっているわけではないようです。

それでも以前利用していた安物レインウエアと比べるとそれなりの撥水性はあり、雨に濡れたとき特有のヌルヌルベタベタ感は全くないうえ、なめらかな着心地は確保できていることからかなり満足しています。

「オムニテック」なるものがどれだけ性能を発揮してくれるのかはこれから複数回利用してみなければ分かりません。

薄手生地は耐久性がしっかりと確保できているのか?

ネットで購入した本製品到着後、開封してみて一番初めに感じたのは妙な「ペラペラ感」でした。

ヤベー、安物よりもペラペラだそ!ちょっと心配になってきました。

実際に着てみるとそのペラペラ感は上質な着心地へと感じ方が変化したのですが、薄手なのは否定できません。その薄手生地が凶と出るのか?吉と出るのかは複数回使ってみないと分かりません。

安物の末路

今まで利用してきた安物レインウエアは最終的にはどこかが破れてしまって終了という末路をたどっております。

使っていくうちに表面生地が固くなってくるのがほとんどでその後、どこかに引っ掛けて終了というパターンです。

購入後、まだ3回しか利用していませんので耐久性は未知数。正直なところ今までの経験から見ればあまり期待はしていませんが・・・

使用した回数と時間、雨風の状況なども併せてどれぐらい使用できたのか?を後日ご紹介していきたいと思います。

美佐男の使用用途

週に3日は完全屋外での作業系の仕事に従事しております。

雨の日も風の日も関係なく行います。

基本的には検品の仕事なので極端に重いものを持ち上げたり移動したりすることはありませんが、立ったり座ったりということは頻繁にあります。

そのため、レインウエアは短い期間で劣化していく環境にあるのです。

しゃがむ、腕を伸ばすことは当たり前

非常にお見苦しい美佐男の姿です。

このように手を伸ばしたり、座ったりということは仕事中、頻繁に行いますが、レインスーツに引っ掛かりがなく、どんな動作もスムーズに行えます。

この点は今までの安物とは決定的に違うところかな!?

時には大きく重い荷物を抱えて移動することもあり

時には大きな荷物やいびつな形の物体を無理な態勢で持ち上げることがあります。

今までのレインウエアではこのような態勢で破れることがありました。コロンビアのレインウエアを着て同じ動作を何回か行いましたが、突っ張る感じがなく、しかも気を使うことなく柔軟に対応できました。

このレインウエアのポテンシャルを感じた箇所であります。

屋外でハードに仕事をするのに適しているのかがカギ

これでダメならば値段が4倍するノースフェースかコロンビアの上位モデルを利用するしかないでしょう。

雨が降ったら必ず使うため、いつかは消耗していく運命にあります。どれぐらいの期間利用できるのか?雨の染み具合は?切れたり壊れたりしないか?

これらの点はある程度利用してみたのち、あらためてレポートをしたいと思います。

バイク移動時の利用や通勤・通学で利用するのであれば優れたレインウエアであることは間違いありません

着心地がよく、伸縮性にも柔軟に対応するシンプソンサンクチュアリレインスーツはハードに使いこなすのでなければ優れたレインスーツであるだろうと実感いたしました。

バイク移動や近距離での通勤・通学には威力を発揮することでしょう。

デザイン性が高く、いわゆるカッパ然としていないのでラフな上着として着ても全く問題がないのはもちろん、ファッションアイテムとしても使えそうな気がしました。

上着だけならば普段着として使っても何の問題もないでしょう。

普段着にもイケそうな感じがする

商品販売ページでは普段着としてもイケるというような構成になっていたのですが、美佐男もなんとなくアリかな!?なんて感じていました。

こんな感じですがいかがですか?結構なオジさんですけど・・・

モデルとサイズ

美佐男自身がモデルとなってご覧いただきました。あまりカッコよく見えなかったらこのレインウエアのせいではなく、美佐男に原因がありますのでそのあたりは差し引いてご評価ください。

美佐男の身長は175cm、体重は78kgの中肉中背といったところ。

サイズはXLです。

薄着であればちょっと大きめ。冬場でかさばる服装の上に着るのであればちょうどよいサイズであると思いました。

レングスは少し長めに感じますね。美佐男と似た体形であれば1ランク下のLサイズでも良いかもしれません。

ご参考まで!

さいごに

美佐男が実際に着てみた画像を複数撮影しましたのでそれをご覧いただこうかと思いましたが、モデルが悪いせいかカッコよく撮れなかったため割愛いたしました。コロンビアさんにも迷惑がかかりそうですし・・・

これね、安価なカッパしか使ってこなかった方にはホント、お勧めしますよ。カッパの概念が変わります。

1万円ほどのカッパにかなり満足してしまいましたが、4万円もするカッパはどれほどのものなのだろうか?という興味も出てきました。

次はコロンビアの上位モデルかノースフェースあたりを狙ってみます。