懐かしの昭和なジュース清涼飲料水12選
清涼飲料は流行りすたりが激しい商品ですね。一世を風靡したかと思えばいつの間にか無くなっている。
「あぁ、あんな飲み物あったなぁ~」、なんて話は仲間内ではよく出るかと思います。
昭和41年生まれの私がジュースをはじめとする懐かしの飲料を12種類ピックアップして当時を振り返ってみます。
昭和が似合う懐かしの清涼飲料12選
思い入れいっぱいの昭和を代表する清涼飲料を12種類ご紹介いたします。
1品のみ平成生まれのものと缶コーヒー2種類も混ざっておりますがご了承ください。
ちびっこコーラ
参照:yahoo知恵袋
ちびっこコーラ、今は販売されていないようですね。
駄菓子屋へ行ったらまず頼むのが「とりあえず、ちびっこコーラ」。たしか25円だったと記憶しております。
強炭酸でオリジナルのコカコーラに近い味だったような・・・サイズは子供ながらに「ちっちゃいなぁ」と感じておりました。プロポーションは抜群!瓶の下部にあるクビレがとにかくセクシー。子供の小さい手でも一周してしまうほどのサイズだったような。
駄菓子屋内ではちびっこコーラを片手に「酢イカ」を横っ加えにしたり、あんこ玉のくじを引いたりとさながら活気のある立ち飲み屋のようでした。
今も多数販売されている「バチもんコーラ」は口には合わないけど「ちびっこコーラ」ならば今日飲んでも旨いと感じると思います。
コカコーラ ホームサイズ
コカ・コーラに昔ホームサイズというボトルサイズがあったの知ってる?今考えるとあれでよくCMとかで家族で飲めとか言ってたよな : お料理速報 → https://t.co/UjOf0cn5b4 pic.twitter.com/IryhlFqF5a
— お料理速報 (@oryourisokuho) March 15, 2016
2019年現在のコカコーラといえばペットボトルが主流。500mm、1.5ℓ、2ℓと200mmの小瓶もありますね。
昭和40年代後半は250mmの細い缶タイプと今でもおなじみの200mm小瓶、そして500mmのホームサイズという瓶タイプがありました。
画像参照 ⇒ コカコーラホームサイズ(お料理速報さん)
現代の主流は500mmのペットボトル。短時間のうちに一人で飲み干すのが当たり前となっていますが、同じ容量ながら当時の500mmホームサイズは家族と分け合って飲むのが当たり前の時代。
瓶だけでもかなりの重量があるので店までのお買い物も一苦労だったんです。酒屋さんにホームサイズを買いに行くと紙の箱に入れてくれたのを思い出しました。
画像参照 ⇒ ホームサイズを箱に入れたところ(懐かしいコーラ瓶 & コニファーガーデンさん)
たいていまとめ買いをするのですが、木箱に10数本入った状態で酒屋さんが配達してくれたものです。
画像参照 ⇒ 木箱に入ったホームサイズ(埃にまみれて さん)
瓶だけを酒屋さんに返却すると1本あたり10円くれたんですよね。今の小瓶も10円くれるのかな!?
ユーフー
ユーフー飲みたい…。子供の頃飲んだんだよね…。甘くて美味しかったなぁ。 pic.twitter.com/xz0HqgayiT
— 神奈延年 (@ennen_7) May 13, 2014
ユーフーをご存知の方はガチで50歳超え確定です。
画像参照 ⇒ ユーフー(懐かしいドリンクに関するブログ さん)
ユーフーを初めて飲んだのは小学3年生の夏。大洋×巨人戦を見に行った川崎球場内でした。
ユーフーは当時、テレビCMが頻繁に流れていたのでCM画像と歌は今でも鮮明に覚えています。
「ユーフー飲んだら飲んだら飲んだら・・・どうユーフー?」といったテンポのよい曲でした。
CMが散々かかっていた割にはユーフーを飲んだのはこの川崎球場での1回だけ。ドロっとしためちゃくちゃ甘いチョコレートドリンクだったと記憶しております。まぁ、はっきりいって「ズイマー」な飲み物でした。
広告宣伝費は相当かかっていたと思いますが、人気にならないままその後すぐに販売停止になったのかな!?パッタリとCMを見なくなってそれっきりといった感じ。ウィキペディアをみると、アメリカから来た飲み物だったようですね。興味深いのは「大洋漁業がユーフー社と提携し、原液を輸入して日本国内で缶入り加工を行い・・・」というくだり。だから川崎球場で売ってたのかなぁ、と変に納得してしまいました。「神奈川県を中心に販売」とのことなのでそれ以外の地域の方はご存知ないかもしれませんね。
カルピスソーダ
ネタをがっつり書いた後に気が付いたんだけど、「カルピスソーダ」って今でも販売されていたんですね。もう勢いづいてしまったので一応書いておきます。
ウィキを見ると1973年に発売とありますので私が小学2年生のときですね。当時のカルピスって、お金持ちのお坊ちゃんの家に行くと上品なお母さんが氷入りで持ってきてくれるそこそこ高級な飲み物というイメージでした。
そのカルピスに炭酸が入っているなんて・・・夢のような話でしたね。
後から気が付いたのですが冷静に考えると「カルピスソーダ」は画期的な飲み物ですよね。コーラやサイダーをはじめとする炭酸飲料は炭酸が抜けたら飲めたもんじゃありませんが、爽やかなカルピスソーダは炭酸が抜けてもただのカルピスに戻るだけですから・・・一粒で2度おいしい「アーモンドグリコ」の飲み物版といってもよいでしょう。
プラッシー
あれは…#プラッシー お米屋さんが届けてくれた。今もあるのか❓ pic.twitter.com/0a2CGUGH0E
— yonty (@yoichigarden) August 29, 2017
プラッシーは昭和を代表する瓶入りオレンジジュース。
お米屋さんで売っている一風変わったジュースでしたよね。当時はお米はお米屋さんに電話して配達してもらうものでした。そのついでに複数本ケースに入ったプラッシーを同時に持ってきてもらうのがポピュラーでしたね。
自家用車が今のように普及していなかったので、スキを狙った当時としてはかなりイケていたビジネス形態といえるでしょう。同年代はみんなプラッシーを飲んで育っています。どの家庭もお米とプラッシーはセットで買っていたんですよ。
プラッシーはオレンジジュースの中でも独特のテイストが魅力。目をつぶって飲んでも「プラッシー」とわかる風味は唯一無二の存在といえます。
NCAA
#デラスキ
【懐かし選手権~飲み物編~】NCAA
スポーツ飲料初期の代表的な飲料水
味は薄くうまいものではなかった。 pic.twitter.com/EIno0cD15d— 焼きニック (@yaki_nick1129) March 29, 2018
NCAAは約30年前に販売されていたサントリーのスポーツ飲料。
スポーツ飲料が世に出始めた頃に発売されたと記憶しております。ポカリスエットが当時も最もメジャーな存在でしたが独特の風味に馴染めず、そうかといってアクエリアスはヌルっとした感じで飲みづらさが合わず、最終的にはNCAAばかりを飲んでいました。サッパリとしたのど越しはスポーツ飲料に最も適していたと思うのですが、ご存知の方はいかがお感じでしょうか。
NCAA全盛の当時、私はテニスサークルに所属しておりました。夏の軽井沢合宿で炎天下の中、NCAAばかりをがぶ飲みしていたことを思い出します。
あの時好きだった同サークルの美智子妃殿下にも似た可憐な彼女は今、何をしているのかとこの文章を書きつつ思い出に浸っているところであります。
NCAAの情報を探りつつ、いろいろなサイトを徘徊してみましたが、NCAAがなくなった理由は同社製品に「ゲータレード」というもう一つの柱があったためというのが一番有力なようです。
でも・・・ゲータレードもイマイチですよね。NCAAの復活を望みます。
ファンタ ゴールデングレープ
現在でもコカコーラ社の「ファンタ」シリーズには「グレープ」がありますが、約40年前には「ゴールデングレープ」なるプレミアム感あふれるワンランク上のグレープ味が存在しました。
当時としては珍しい金色のパッケージでジュース自体の色も高級シャンパンのようにゴールドに輝いていた記憶があります。ノーマルのグレープよりも甘さは控えめでのど越しがよかったような気がします。私の感覚だと当時はスタンダードグレープよりも売れていたような気がしていましたが、いつのまにかなくなってしまいましたね。
前途画像はお借りしたものですが、そちらを拝見するとこの缶はネットオークションで2万4千円で落札されたそうです。レトロ缶の収集家って結構いらっしゃるんですね。
ミリンダ
ミリンダはペプシコで販売されたコカコーラの「ファンタシリーズ」に相当する飲料だったようですね。
参照 ⇒ ミリンダ(ウィキペディア)
行きつけの駄菓子屋さんで売っていたので少しばかり金回りが良いときは「ちびっこコーラ」ではなく「ミリンダ」をチョイスしたものです。当時40~50円ぐらいだったと記憶しております。
5種類ぐらいのフレーバーがあったのですが、見た目はどれもグロテスクなカラーでかき氷のシロップのような色だったと思います。大雑把な味で子供ながらにあまりうまくはない飲み物という印象はありました。
海外では今も販売されているようですが、日本では見た目・味ともに難しい飲み物かと思います。
スイートキッス
今もスイートキッスは売ってるんですね。知らなかったなぁ。
たしか、私が中学のときに発売されたと記憶しております。「ゲルニカ」が出演したCMがとても印象的でいまだに脳裏に残っているのです。かなりインパクトのあるCMなのでお時間があればぜひご覧ください。
あまり好きな味とはいえませんでした。マウンテンデューのような中途半端感があって、暑い日に一気に飲み干しても達成感がないというか・・・ガツンとした飲みごたえが欲しい私にとってとにかく物足りなさが残る飲料という印象でした。
メローイエロー
メローイエローは発売後、すぐになくなった一発屋ジュースという印象があったのですが、その後も販売されていたようです。
これも中途半端なテイストでガツンとこないのど越しが私好みではありませんでした。
タイプとしては前途でご紹介しました「スイートキッス」、一世を風靡した「マウンテンデュー」と系統は一緒でしょう。
微炭酸飲料の走りといえるかもしれません。
この中途半端御三家の関係性がわかる興味深い貴重な情報がありましたので併せてご覧ください。
やっぱ、米国発の飲料はコーラ以外は口に合いませんわ。
ジョージア テイスティ
ジョージア テイスティは缶コーヒーではありますが、印象に残る飲料だったため、ちょっとばかり語らせてください。
私が高校時代(約35年前)に発売されたショート缶のコーヒー飲料で、当時のコカコーラ社のコーヒーブランド、ジョージアシリーズの主力製品でした。現在ではその地位はエメマンに移っていますが、現在のエメマンに負けず劣らずかなり人気があったと記憶しております。
エメマンよりも甘めで「コーヒー臭」がきつかったような気がしています。ショート缶のコーヒーは週に1度の割合で今も飲んでいますが、歴代の缶コーヒーでは1.2を争うお気に入り商品だっただけになくなってしまったのは残念です。と。思いきや、調べてみたら今も売ってるんですね。
関東では販売していないようですが一部地域では現役らしいですね。
パッケージは当時モノとちょっと違うような気がしますが、味は同じなのかな!?最後に飲んだのが約30年前。今飲んだら当時の思い出が蘇るかもしれません。
ワンダ 初期バージョン
「ワンダ」といえばアサヒ飲料の主力製品であり、ジョージアエメマン、ボスと争う缶コーヒー界のトップに君臨する誰もがご存知のブランドですよね。
でもね、私は今のワンダはあまり好きではないのです。コクを感じないし、ちょっと甘いかな!?
ワンダは1997年に発売された初期バージョンが一番ウマかった。いつの間にかモデルチェンジしてしまって「モーニングショット」なる製品になりましたが、初期ものと比べると全く別物。
初期バージョンは缶を開けた途端、挽きたて豆の香りがいっぱいに広がったものです。特殊な香料を使っていたとは思いますが、この香りファンは相当いたはず。「モーニングショット」はこの香りは引き継がれませんでした。何故だろうか。
あらゆる缶コーヒーを飲んできましたが、世にゴマンとある缶コーヒー中、このワンダ初期ものが一番ウマかったですね。なんで無くなったんだろう・・・
イメージキャラクターは若き日のタイガーウッズ。
平成に入ってからの飲料なのでブログ件名とはズレますが、最も思い出深いコーヒー飲料だったので語らせていただきました。
さいごに
時間をかけて過去を振り返ればもっとたくさん出てくるかとは思いますが、時間の関係できょうはこれぐらいにしておきます。
清涼飲料って時代を感じるし、その時の思い出が蘇りますよね。
共感いただける飲み物はありましたか?
NCAAとワンダ初期型の再販を願って終わりとさせていただきます。